劇団四季やブロードウェイで活動していた石村友見さんは、無理なダイエット等で体を痛め引退。じっくりと体をメンテナンスして回復していこうと訪れたNYのヨガスタジオでの講師の何気ない呼びかけが、本書のきっかけとなりました。 ではみなさん。つま先を上…
キングダムでブームの秦の前時代、周王朝の概説書です。中国古代史研究者の著者が、中国各地で出土した青銅器に刻まれた「金文」を基にして、丁寧に周代史をまとめています。かなり専門的ですが、「史実と歴史書」の違い、「歴史的な事実と歴史認識」の差、…
ニーチェは19世紀後半に「ツァラトゥストラはかく語りき」など多くの著作を残したドイツ人哲学者。そう世界史で習いますが、なかなか読まないですよね。本書をめくると、1ページごとに今を生きる私たちが楽しく生きるヒントになる言葉がたくさん。訳がすごく…
お弁当屋さんのアルバイト店員ちひろさんと、街の人々のふれあいや暮らしをほんわか描いたお話。 元風俗嬢とあけっぴろげに語り、いつもはのんびり、時々クールに活躍するちひろさん。ユニークなシニア揃いのお弁当屋さん。上辺の友人関係、家族関係に疑問を…
Amazonプライムの読み放題対象、キンドルだと格安で購入もできる本ですが、1440分(24時間)を有効に使うためにまとめられた15のTIPSのうち、いくつかは響くかも。「自分にとっての重要事項を見極める」、「朝のゴールデンタイムを活用する」など、多くは至…
初代事務局長の著者が、豊富なスポーツビジネスの知識とBリーグ設立の経験を踏まえ、成功するビジネスモデルのポイントをまとめた本。サラリーマンとしては、下記の3点が参考になりました。 1.新ビジネスの機会検討、計画立案時の留意点 2.権益統合でビ…
日本のプロサッカーリーグの弱小チームとその選手たちが、ユニークな若手監督に率いられる中で大きく成長していくお話。テレビドラマを見るかのような各話のつなぎ、コマ割り、次巻予告、撮影秘話的ひとコマなど、ストーリーだけでなくデザインも秀逸なマン…
中学生の子供たちと親子で楽しんだ小説をご紹介します。どれも子供向けというわけではなく、すごく面白くてわかりやすい小説であるからこそ、大人も、本好きの中学生も楽しめるものばかりです。 1.きみの友だち 重松清 2.風が強く吹いている 三浦しをん …
自分の中に巻き起こる感情を、自在にコントロールできたら悩みが減るのに。そう思って検索して出会いました。ダニエル・ゴールドマン著「EQ こころの知能指数」の現代版かつ実践篇とも言える本です。本書は心に関する個人的な2つのスキル、社会的な2つのス…
表紙と日本語タイトルの奇抜さに、書店で思わず手にとりました。中身は、非常に良く出来た「自重トレーニング」の教本です!腕立て伏せや腹筋は誰もがやった事があるでしょうが、僕には二つ難点があって続きませんでした…。一つは、筋トレの苦労と楽しさのバ…
「5-6時間で中学数学が終わってしまう。」ウラ表紙の触れ込みです。実際に4時間ほどで読み終えました。あと1-2時間の復習、すなわち通算5-6時間の読書で、オモテ表紙の触れ込みどおり、誰かに教えられるほど理解できるかも?その気にはさせられてしまいまし…
住まう家をより心地よくする。副題の通り「シンプルで美しい暮らしのための3つのエッセンス」を、素晴らしい写真集のような豊富な事例で紹介してくれます。 「無駄なく」 Plain ありのままの素材、すっきりとしたフォルム、魅力を高めるどころか不鮮明にし…
高校からテニスを始めた主人公がプロを目指すマンガ。主人公の成長速度こそマンガならではですが、戦術やトレーニング方法などは非常にリアル。主人公はラリーやポイント全てをノートに記入、学びを蓄積して着実に成長していくユニークなキャラ。「メモの魔…
6年前に出版された本田直之氏の「ノマドライフ」は場所に縛られずに仕事をしよう!というメッセージでしたが、本書はさらに進んで、仕事と生活の垣根をなくして、融合させていくことを提案しています。 ノマドワーカーを「どこにいても仕事ができる人」とす…
正しく判断するためにデータを集める。バイアス、思い込みを持たずにデータを見る。状況を正しく理解するために適切にデータを分析する。データの活用がビジネスの勝敗を分ける時代、この大事で、難しいことを、大変わかりやすく教えてくれる本です。オバマ…
地域再生をドライブしたい筆者が同士に共有したい、成功に必須なロジックと、苦難に打ち克つためのエモーション、その両輪を伝えるべく、小説形式で地方での事業のリアルが描かれています。 シンプルに面白い。筆者の実体験がベースとやるストーリーは現実的…
人生100年時代、日本の社会構造が変わる中で、地方の政治、経済が成り立っていくためには、やり方を大きく変えなければならない。元エリートサラリーマンが、町長として宮城県の田舎町で奮闘する、すごく面白い小説です。同時に、自分がサラリーマンとして20…
人類、ホモ・サピエンスが他の類人猿を圧倒して生き残らせたのが「認知革命」。その後の文明を可能にしたのが「農業革命」と「科学革命」。人類の幸福のためには今後何が必要か、という本。 大きなスケールで考えるきっかけになります。人類が発展した契機が…
何のために文章を書くのか。それは動いて欲しいから。相手の心を動かしたい。社内の人と合意したい。未来の自分を変えたい。だから。 「いい文章」とは、「読者の心を動かし、その行動までも動かすような文章」のことである。 日記やメモなら読者などいない…
良い睡眠は日々の活力、仕事のパフォーマンスに直結します。本書では20の手法が紹介され、根拠も明確でいずれも納得できますが、自分にとって取り入れやすいもの、効果が出やすいものには個人差があるでしょう。寝付き、夜中に目覚める頻度、朝の目覚めの…
禅の心とは、物事にとらわれず今この一瞬を大切に生きること。執着を手放し日々満足して生きること。よけいなものをそぎ落としシンプルに生きることです。 怒りに振り回され、人にぶつければ人間関係にヒビが入る。我慢すれば後々までストレスが残る。とはい…
織田信長は既存の枠組みに捉われないことに加え、人材の効率的活用に尋常ではないレベルでこだわった。部下の能力を絞りつくしてナンバーワンになり、限界を超えてしまって転落した。明智光秀、豊臣秀吉は超優秀な勤め人で、歯を食いしばり、時には泣きなが…
「全ての悩みは人間関係に起因する」というアドラー心理学に習えば、人生で最も長い時間を共にする夫婦関係で悩むのは当然と言えるでしょう。本書には夫、妻にとって、悩みを乗り越えて良い関係に至るためのキーワードが色々と紹介されています。ちなみに、…
転職ハウツー本ではありません。自分の働き方、働く場はこのままでいいのかと悩んだ人が、「いつでも転職できる」という選択肢を持つことで、自分も、職場も、絶対によくなる。そういう熱いメッセージを送る本です。 転職を考え始めた悩める青年と、彼に厳し…
「単身赴任」という検索ワードに引っかかってきた料理本。料理人ではないが料理好きの男たちが終結し、「材料費が一人前100円くらい」「(だいたい)3ステップで手軽に作れる」家メシメニュー、という触れ込み。実際に作ってみて、本当に簡単で、おいしい。…
全部をやろうとしてはいけない。時間管理で必要なのは、やらないことを決めること。この考え方をベースに、今年は何をする年か、今日は何をする日か、いまこの瞬間に何をするか、という3つの単位で、時間の使い方のヒントをくれます。46の習慣を紹介してい…
奥さんへの、感謝の気持ちと大切さを自然と思い出させてくれる本。筆者の川本三郎さんは映画、文芸評論の第一人者。35年連れ添い、先立ってしまった7歳年下の奥様との思い出が、さまざまなエピソードごとにつむがれています。 自分と著者の夫婦関係は違いが…
近年、働き方意識改革の本をよく見ます。堀江貴文さんの「多動力」などもその一つだと思います。なるほどと思わされますし、起業家精神にあふれる彼らのアドバイスの中から、自分にあう点をピックアップすればいいのですが、正直、素の自分から遠くてしんど…
ハワイを拠点にマルチに活躍する本田直之氏のハワイ本。ハワイ滞在を、ちょっと暮らすように楽しむのにぴったりの一冊。家族旅行で実践した章を紹介させていただきます。<”ざっくりスケジュール”でハワイはゆったり楽しめる> 小1と園児の子連れ旅の頃、い…
会社に来て行くスーツ以外の服を、いかに労力をかけずにセンス良く見せつつ予算内に収めるか。効率的に楽しく働くためのビジネスTIPSともいえる気がします。 百貨店有名バイヤーによる2-5万円程度のアイテム&着こなしポイント紹介です。長く着れるがゆえ…