外資系父ちゃん オススメの本100冊

楽しさも学びも。花も実もある読書生活。

小説を楽しむ

『ソロモンの偽証』怖くて、考えさせられて、爽快で面白い小説

久しぶりに読んだ宮部みゆきさんの作品は、中学生の娘に進められて。本当に、この人はなんてすごい物語を書くんでしょう。初めて読んだ『模倣犯』は、夜の8時に読み始め、怖い思いをしながら夜通し読み続け、朝の8時に読了したのを覚えています。この物語…

『明るい夜に出かけて』若者の苦しさと素晴らしさ

マジョリティでないが故の生きにくさ。 好きなものを大切に追うことで生まれる力。 コミュニケーションが得意でない苦しさ。 好きな者同士がつながるネット時代の可能性。 いつの時代にも、いまの時代だからこそ、若者たちが抱える苦しさと、若者らしい素晴…

『蜜蜂と遠雷』人と音楽の素晴らしさに感動する小説

浜松ピアノ国際コンクールをモチーフに描かれた、三人のピアノの天才と、彼らを取り巻く音楽を愛する人たちの物語。コンクール出場者である四人の葛藤や成長は、彼らの互いを想う優しさも相まって素直に感動させてくれます。そして楽器に縁遠い私のような読…

『県庁おもてなし課』地域活性化したくなる小説 ③

「この物語はフィクションです。しかし、高知県庁におもてなし課は実在します。」 という書き出しで始まる本書。高知県出身の有川浩さんが、実際に県庁おもてなし課から観光特使を依頼されたことをきっかけに生まれた作品。面白い小説であると同時に「地域活…

『三匹のおっさん』老若男女だれもが爽快かつハッピーになれる小説

『還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか、とかつての悪ガキ三人組が自警団を結成。剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械いじりの達人の頭脳派・ノリ。ご近所に潜む悪を三匹が斬る!その活躍はやがてキヨの孫・祐希やノリの愛娘・早苗にも影響…

『三体』壮大なスケールとリアリティを兼ね備えた中国発SF

アジア人として初めて、SF界で最も名誉ある賞の一つとされるヒューゴー賞に輝いた中国人作家、劉慈欣のSF大作。ヒューゴー賞はかつてハリーポッターシリーズも受賞しているぐらいで、ストーリー性に優れたファンタジーを重視しているのかもしれません。物語…

『魔球』大人も子供も感動する青春推理小説

東野圭吾さんが好きな中1の娘から「ちょっと怖かったけど、マスカレードホテルより面白かったから、絶対オススメ!」と推された小説。マスカレードホテル自体が二人ともかなり楽しんだ本でしたし、娘からそのように薦められたら読まない訳にはいきません。…

中学生と親子で楽しめる小説 7選

中学生の子供たちと親子で楽しんだ小説をご紹介します。どれも子供向けというわけではなく、すごく面白くてわかりやすい小説であるからこそ、大人も、本好きの中学生も楽しめるものばかりです。 1.きみの友だち 重松清 2.風が強く吹いている 三浦しをん …

『プラチナタウン・和僑』地域活性化したくなっちゃう小説 ①

人生100年時代、日本の社会構造が変わる中で、地方の政治、経済が成り立っていくためには、やり方を大きく変えなければならない。元エリートサラリーマンが、町長として宮城県の田舎町で奮闘する、すごく面白い小説です。同時に、自分がサラリーマンとして20…

『信長の原理』武将とビジネスマンは思考が似ている

垣根涼介氏の歴史小説。織田信長は、既存の枠組みに捉われずに戦争、商業、組織構築を刷新し、人材の効率的活用に尋常ではないレベルでこだわった故に成功したと描かれています。戦国という社会が停滞しつつ勢力が均衡している時代に、他を圧倒する新しい絵…

「100万ドルを取り返せ」ジェフリー・アーチャー <稀代のストーリーテラーの処女作>

イギリスの国会議員で、破産歴や逮捕歴などの波乱の経験も重ねた、稀代のストーリーテラーの処女作。既に40年以上も前の作品で、現在も人気作家であるところがすごい。 父親の書棚で見つけて読み始め、コン・ゲームの面白さに夢中になり、他の作品を読んでみ…

「銀河英雄伝説」田中芳樹 日本発SFの古典

本編10巻、幕間や前日譚の外伝5巻、計15巻からなら長編SF小説。本編が完結したのが1987年にも関わらず、今だに増刷、アニメ化、舞台化されています。長年月の批評に耐える、日本発のSFの「古典」ですね。 上質なファンタジー小説は、全く架空の世界を舞台と…