花も実もある楽しい読書

外資系父ちゃんがおすすめする50冊

「文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!」お父さんにも理解できました

 5-6時間で中学数学が終わってしまう。ウラ表紙の触れ込みです。実際に4時間ほどで読み終えました。あと1-2時間かけて復習したら、すなわち通算5-6時間の読書で、オモテ表紙の触れ込みどおり、誰かに教えられるほど理解できるかも。そう思わせるほどの、看板に偽りなしの本ですね。

 難しいことを分かりやすく教えるのが本当に頭のいい人だとすると、この西成活裕教授は、本当にスゴイ先生です。下記の目次に沿って、数学を勉強する理由、数学が5-6時間で学べてしまう理由を、しっかりかみ砕いて、読者の理解を促したうえで、中学数学、ひいてはすべての数学の基本となる「二次方程式」と、それをベースにした「関数」および「図形」の理解の仕方を教えてくれます。

  1. なぜ、私たちは数学を勉強するのか?
  2. 中学数学を最速・最短で学ぶ!
  3. いきなり!中学数学の頂点「二次方程式」をマスターする!!
  4. サクッと理解!中学数学の「関数」をマスターする!!
  5. 余裕で!中学数学の「図形」をマスターする!!
  6. <特別授業>数学の最高峰「微分・積分」を体験してみる!!

 論理的思考。ロジカル・シンキング。目の前で起きている問題の意味を理解して、論理的に考えること。そのロジックを、言語で書いたのが国語、記号で書いたのが数学というだけだと著者は言います。数学に大事なのは「ゆっくり考えるスローな思考」。いわゆる頭のよさとは、「思考体力」があること、数学はそれを鍛えるのに有効だ、ということです。

思考体力とは、①自己駆動力、②多段思考力、③疑い力、④大局力、⑤場合分け力、⑥ジャンプ力。健康な肉体を維持、強化するためにトレーニングが必要なのは誰にでも明らか。明晰な思考を維持、強化するために、思考体力を鍛えられる数学、それも基礎の中学数学を理解することが大人にとっても有効なのは、納得がいきます。

 ウラ表紙にはR16指定、中学生は決して読まないでください、と書いてあります。本屋の店頭で注意をひくためのキャッチコピーだと思っていましたが、著者のあとがきを読むに、教科書をコツコツと勉強しなくなってしまうのはマズいし、苦労していろいろ学んだあとに、「実はこのコツだけ押さえておけばよかった!」と気づくことが出来れば、理解もグッと深まるからだそうです。

 そういう意味では、中1の次女には早いですが、高校受験の夏を迎える中3の長女には、一度読ませてみようと思います。

 

東大の先生!  文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!

東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!