外資系父ちゃん オススメの本100冊

人生万事トライ&エラー。花も実もある楽しい読書。

「EQ 2.0」自分の感情をコントロール出来るようになる驚きの本

 自分の中に巻き起こる感情を、自在にコントロールできたら悩みが減るのに。そう思って検索して出会いました。ダニエル・ゴールドマン著「EQ  こころの知能指数」の現代版かつ実践篇とも言える本です。本書は心に関する個人的な2つのスキル、社会的な2つのスキル、そしてそれらを伸ばす練習法の紹介からなります。

 EQはトレーニングをすれば伸びるといいますが、本書を読んで意識するようになってからの変化の速さから、それは実感できます。本書には2回分のWEB診断のコードもついていて、自分の機会、そしておすすめのスキル練習法を3つ、示してくれます。本書で紹介されている4つのEQスキルと練習法の一部を紹介します。

自己認識スキル

 その瞬間の自分の心の動きを正しく把握し、さまざまな状況での自分の傾向を理解する力。ネガティブも、ポジティブも、感情が生まれて、自分がそう感じるのには必ず理由がある。感情の出どころがどこかにあり、その強い感情を引き出させたのは何か、時間をかけて自省する。そうすると、「あ、今そういう感情が湧いてるな」と気づきやすくなります。気づくのって、囚われから放たれて、客観的に考える第一歩なんですね。

 自分への意見や出来事に対する捉え方も変わります。いわれのない「非難」と感じていたことも、「フィードバック」として一理あると気付いたり。全ての出会いには学ぶ機会があると思えば、落ち着くことができたり。以前は「ありえない」とムカッ腹を立てていましたが、そういう考え方を知って練習してみると、初めて冷静に受け入れられる部分があることにも気づけました。

<自己認識スキル練習法の例>

5. あなたの感情ボタンを押す人やものを知る

 誰にでも感情のボタンがある。そこに触れられると「ムカつく」「引き金」とも言える。自分の感情ボタンを押すのは誰か、そしてどのように押すのかを知ることは、状況をコントロールし、落ち着きを保ち、冷静さを取り戻すのに欠かせない。どんな人やものが自分の感情ボタンを押すかがはっきりとわかれば、その人やものへの対応が少し楽になる。不意を突かれることも少なくなる。

11. 自分の価値観に立ち返る

 忙しい時間を少し割いて自分を顧みて、信条と価値観を書き出してほしい。自分の人生の道しるべになる価値観は何か、自問してみよう。紙の真ん中に線を引いて、左側に自分の価値観と信条を、右側に最近の言動で後悔していることを書き入れよう。自分の言動と価値観は一致しているか。一致していないなら、どんな言動なら誇りに思えるか、後悔しないか、考えてみよう。

14. フィードバックを求める

 自分が思っている自分と、他人から見た自分はまったく違っていることも多い。自己イメージと、他人が考える自分のイメージの溝を理解することが、自己認識を深めるヒントになる。客観的に自分を知るには、心を開いて他者からフィードバックを受けるしかない。友達、同僚、家族など、他人が自分を本心でどう思っているかを知ると、目からウロコが落ちるかもしれない。勇気を振り絞って、他人から自分をどう見ているかを知ることで、ひと握りの人にしか到達できない高いレベルの自己認識に到達することができる。

 

自己管理スキル

 自己管理スキルとは、自分の感情に気づき、その気づきを基にして言動を自分で選ぶ力。自分の感情を察知できれば、積極的に対応でき、それこそが最高の自己管理力になります。自己管理力が高まれば、さまざまな状況に対して臨機応変に、前向きに対応できるし、周囲の人をイライラさせて怒らせることもなくなります。

<自己管理スキル練習法の例>

15. あなたが出会うすべての人から学ぶ

 

社会的認識スキル

 社会的認識とは、目線を外に向けて他者について学び理解すること。他者と接するときに相手の気持ちが理解できれば、人間関係から企業利益まで、すべてのことに影響します。相手の表情や、会話の間に、いつもより注意を払ってみる。すると「こっちの話についてこれてないな」と気付けて、話し方をスローダウンしてみたり、「相手は怒ってるんだな」という事実を冷静に認識すると、相手の言葉尻に反射してカッとなることも、少しは防げます。自分の感情のままに話すのではなく、相手の感情を意識して話すようにすると、当然ですが、より良く聞いてもらえます。

<社会的認識スキル練習法の例>

1. 挨拶するときに相手の名前を呼ぶ

2. ボディーランゲージを観察する

3. 正しいタイミングを見計らう

8. 今に集中する

人間関係管理スキル

 どんな人間関係もうまく続けるには努力が必要。そして人間関係は人生の必要不可欠な要素であり、人生を豊かにするもの。人間関係の片側は自分なので、つながりを深める責任の半分は自分にあるのです。

<人間関係管理スキル練習法の例>

2. 自分に自然なコミュニケーションスタイルを磨く

3. 相手を混乱させない

5. フィードバックを素直に受け止める

8. 怒るときには意図的に

10. 相手の気持ちを認める

11. 相手の感情や状況を補う

12. 気にかけていることを、行動で示す

13. 決定の理由を説明する

16. ちぐはくな会話を修復する

17. 厳しい対話を交わす

 

EQ 2.0 (「心の知能指数」を高める66のテクニック)

EQ 2.0 (「心の知能指数」を高める66のテクニック)

  • 作者: トラヴィス・ブラッドベリー,ジーン・グリーブス,関美和
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  • 発売日: 2019/02/25
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