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外資系父ちゃんがおすすめする50冊

「Giant Killing」グロース・マインドセットのお手本

 J1をモデルにしたサッカーリーグの弱小チームとその選手たちが、ユニークな若手監督に率いられる中で大きく成長していくマンガ。テレビドラマのように、各話のつなぎが別アングルから撮影したようなコマ割りになってたり、巻末には次巻の予告シーンだったり、撮影秘話みたいなひとコマが挟まっていたり、TVドラマか映画みたいに、テンポよく引き付けられす。

 純粋に楽しいマンガなのですが、「グロース・マインドセット」という成功心理学のトレーニングを学んだところ、これってまさにGiant Killingのストーリーそのものだたなと思わされたのです。学業・ビジネス・スポーツ・恋愛・人間関係、さまざまなことに応用可能な考え方なので、今回はその観点から、このマンガを紹介したいと思います。

 ちなみにグロース・マインドセットというのは、生まれ持った才能は出発点に過ぎず、ほとんどの基本的な能力は、献身的な努力によって成長しうる、というスタンフォード大学の教授が提唱した学説です。単なるポジティブシンキングではなく、脳生理学的にも、変わること、実現が可能だと思うことで、そのための思考を加速するニューロンがつながっていくそうです。グロース・マインドセットの考え方自体は、その逆であるフィクスト・マインドセットと対比すると分かりやすいです。

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 まさにこれらのグロース・マインドセット的な考えが、Giant Killingの全編を通じて出てきます。

  • 我々はいくつになっても変われる

 万年下位チームが10年ぶりの上位争い。心の立ち位置を容易には変えられないベテラン達も、思い込みが自らの成長を妨げいるかもしれないと気づき、変わろうとする。

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  • 努力が肝心だ

 身長?スピード?自分にないものへの劣等感は当然ある。それでも、できないことは消去法で削ぎ落とし、できることだけを磨く。その先には、大きな可能性がある。

  • 意見されることはありがたい

 時にアドバイスは苦かったり、厳しかったり。それでも、状況をよく理解する人からの意見は、自分が気づけなかったことを理解させ、新たな一歩のための助けになる。 

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  • 目標を高く持つことはいいことだ

 目標の方向性は人それぞれ。そこに、いいも悪いも、貴賤もない。ただ、自分が頑張りたいと思えることを、突き詰められるか。その先にはブレイクスルーがある。

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  • 仲間の成功は学ぶ機会だ

  自分の立場が脅かされるような気がして、問題だと思ってしまう。でも本当は、自分が成長する機会。羨ましさも、悔しさも、OK。どれもやる気につながっているはず。

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 もちろん、相手や状況によって、フィクスト・マインドセットのように考えてしまうことはあるはず。誰でも3つの訓練を通じて、グロース・マインドセットに移行することが出来ると言います。

  1. 新しい方法を、たとえダメでも、やってみる。
  2. 少しずつであっても、自分の進捗を評価する。
  3. お手本、反面教師から、新しいやり方を学ぶ。

  小さなことと思うような事から、やってみよう。

GIANT KILLING(1) (モーニングコミックス)

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