花も実もある楽しい読書

人生万事トライ&エラー。外資系父さんおすすめの50冊

「ゼロトレ」 読んでも体重は減りませんが、健康にキレイに近づけると思います。

 劇団四季やブロードウェイで活動していた石村友見さんは、無理なダイエット等で体を痛め引退。じっくりと体をメンテナンスして回復していこうと訪れたNYのヨガスタジオでの講師の何気ない呼びかけが、本書のきっかけとなりました。

ではみなさん。つま先を上げ、かかと重心で立ちましょう

 ここから、体の各パーツのポジションを「本来の位置に戻す」、それだけで体が細く、軽く感じることに気づいた著者は、それを「ゼロポジション」と呼び、「ゼロトレ」を生み出します。

 トレーニング内容は、基本的に姿勢の矯正、筋肉のちぢみを戻すためのストレッチと呼吸法です。激しい運動を行うわけではないので、これだけで体重が減るわけはありません。ただ、著者が菜々緒さんの発言として紹介している「体重は気にせず、完全にフォルム重視」という考え方は合理的だと思います。姿勢が良くなることでウエストが引っ込む、見た目が良くなるのは自明ですし、体の重心バランスが整うことが健康にいいのも間違いありません。呼吸が腹筋、インナーマッスルに利くことも、風邪でひどく咳をした翌々日、腹筋周りが未だかつてない筋肉痛になったことからも痛感しました。実際、呼吸を吸うのは不随意筋で行われますが、深く呼吸を吐くには横隔膜を中心とする筋肉が必要だということ。減量とまでは行かずとも、基礎代謝と肺機能の向上にはつながるはずです。

 少なくともゼロポジションを意識するようになることで、この本の元は取れると思います。

ゼロトレ

ゼロトレ